沖縄・辺野古から見る日本のすがた 
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会=編
定価:本体800円+税
判型:A5判並製102頁
発行日:2019年2月

沖縄・辺野古のアメリカ軍新基地建設は、予定地への土砂投入が始まり、新局面を迎えたといわれています。しかし、本当に基地は建設できるのでしょうか?
 本書は、まず技術的な面から、マヨネーズ状といわれる「軟弱地盤」に滑走路ができないこと、「県外からの土砂」では埋立ができないことを簡潔に証明します。
 そして、「沖縄の戦後」を知ることから現在の沖縄の状況を考え、「辺野古争訟で問われる法と正義」で法を無視した埋立の違法性をとらえかえし、「日本の安全保障」で 憲法と戦争と平和の問題を掘り下げ、「日本の主権はどこに──私たちをとりまく日米地位協定」で沖縄だけではない、占領下のような地位協定の不平等さを明らかにします。また、山城博治さんのインタビューでは、警察・検察一体の違法なありようを生の言葉で語ります。
 本書は「風雲急を告げる」沖縄の焦点を原点から見つめ直すなかで、沖縄の民意に応えようとする想いにあふれた書です。
 沖縄で起きていることは、これから日本中で起きることの先取りであり、縮図であると提起する本書を、ぜひご活用されることをお願いいたします。

ISBN978-4-909269-05-8 C0036 ¥800E