塩崎文雄=監修 塩崎文雄・鈴木努・長尾洋子・荒垣恒明=著 |
||
|
別巻「『福井家文書』目録」 |
|
本書は、「東京市京橋区」で明治・大正・昭和期と貸地・貸家業を営んできた福井家に所蔵されていた「文書」に研究者たちが出会うことからはじまった研究の成果である。「江戸の地霊・東京の地縁」「本湊町建て直し」「生きられたレジャー」「郊外を拓き、郊外に住まう」「川島忠之助のばあい」と論述を展開し、関東大震災や戦火を逃れた二〇〇〇点余の「文書」が伝える史料から、東京という所与の都市空間のなかに生きた人びとのくらしを跡づけるばかりでなく、時代をとらえ、社会を映し出し、〈官〉が伝えない〈民〉のくらしと復興を浮き彫りにする。 | ||
|